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食料自給率クライシス!

おとといの夜から雪が降り始め、昨日の日中もちらちらと降り続きました。少しだけ冬に逆戻り。

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咲きかけていた福寿草も少し寒そうです。

 

今日は食料自給率の話を少しだけ。。。どうか最後までお付き合いお願い致します。

詳しくは→ 農林水産省 食料自給率の部屋 をご覧ください。

日本の食料自給率は18年度カロリーベースで39%(対前年度1%低下)です。食料の6割以上を外国からの輸入に頼っています。OECD(経済協力開発機構)の加盟国の中では30ヶ国中26位、さらには人口1億人を越える国の中では最下位です。

我が国の食料自給率の推移は昭和40年度当時は79%、55年当時は53%、そして平成18年度の39%です。これは経済成長に伴う食生活の変化からだんだんと下がっていきました。米の消費が大幅に減る一方でコストの安い外国の飼料穀物や大豆・なたねの油糧原料を使用する畜産物や油脂類の消費が大幅に増加しました。

なお、経済発展に伴い食の高度化が進んだ韓国においても日本同様に食料需給率が低下傾向にあります。

他の先進国はどうなの?と言いますと我が国に比べ食生活に大きな変化がなく、主食である麦などを中心に農業生産を維持・増大させており、これが自給率を維持・向上させている要因になっています。

また、食の外部化が進み、中食・外食や食品加工工業などの需要の高まりに国内生産が十分に対応しきれていないことも自給率が低下してきた要因でもあります。

要するに米、野菜、果物等の多様な副菜から構成され、栄養バランスに優れた「日本型食生活」から多種多様な食生活に変化していき、たくさんの食料を輸入に頼らなけらばいけなくなったのと、中食、外食に輸入野菜などが多く使われてきたということです。

 

これってやばいんじゃない!?

 

今、世界では余っている穀物はありません(需要量が生産量を上回っています)!輸出国も自分の国内需要を優先するために最近では「輸出規制」も出てきています。

近い将来、世界の穀物需給が今以上ひっ迫になった時、こんなアジアのちっぽけな島国に食料を輸出してくれる国はあるのでしょうか!?

また国内外とわず異常気象による大不作や農薬、化学物質に汚染された野菜などの安全ではない食品の輸入規制など不安な要素はたっぷり。

 

そんな不足の事態に備えるためにも私たち「農業者」が重要なのです。

放置されている農地を作物が育つまでの土地に戻すには最低1年ほどの時間がかかります。そのためにも私たち農業者が今ある農地を毎日管理し、いつでも作物ができる状態を保ちます。

また、農地があっても素人にいきなりの農業は無理です。私もそうですが地道に仕事を積み重ねて一人前の農業者になるのです。作物が収穫できるのは1年にそう何回もありません。私の住んでいる道東では大根、ジャガイモともに1年に1回きりの収穫です。失敗することはできないのです。また、自然と一緒に作物を作り上げていくものですからこれまた一筋縄では、、、農業者の担い手の確保・育成が大事なんです。

それに農地もあり担い手もいる。。。けど、技術水準が低く「広い畑でこれっぽっちしか収穫できなかった。。。」「作物が病気に弱い。。。」ではいけません。農業も常に技術の進歩が必要です。より良いものをたくさん収穫できたり、病気に強い品種に改良したり、農業技術水準の向上・技術の普及が大事です。

 

では、消費者の皆さんは自給率向上に向けて何をしたらいいのでしょう。。。

「地産地消」をまず実践してみましょう!スーパーでまずは今住んでいる市町村で生産されている野菜を手にとってカゴに入れてください。地元地域の野菜がなければ今住んでいる同じ都道府県の野菜を入れてください。それでもなかったら、、、日本国内で生産されている野菜をカゴに入れましょう!それでも欲しい野菜がなかったら、、、献立は欧米型ではありませんか!?ごはんにアジの塩焼き、青菜のゴマ和え、じゃがいもの炒め煮、すまし汁の「和食」に変えてみましょう!

また、中食、外食は控えて家で家族を食卓を囲んでご飯を食べましょう!その時には家族でごはんについて話し、子どもにも食育を教えてあげてください。将来は「ハンバーガーよりおにぎりが好き!」と言い、自然・動物にやさしい子に育つことでしょう。料理が好きになるかもね♪

 

「今は世界中の食べ物が思う存分食べられて幸せだ!これも食が豊かな証拠だね。」という人もいるかもしれません。でも、それは本当に「豊かな食」なのでしょうか!?

今は良くても新興国など世界中で人口が増え食料危機になったら?戦争で食料を奪い合うことになるかもしれません。 

 

私は「輸入に頼った『豊かな食』は幻。自分の国で生産される食料を食べられることが『豊かな食』なのでは?」と考えます。生産者の顔が見える安心・安全な野菜や畜産物を食べたい。品質も手入れの行き届いた国内産が一番!なにより「美味しいもの」が食べたいです。国内産はみんな美味しいでしょ!?それらを(私も農業者なのであえて入れさせていただきます)「適正価格」で買いたいです。

 

みんなで自給率向上を目指しましょう!

 

 

「昔はうまいもん食べれてよかったな。今はイモばっかり。。。食料輸入に頼っていたツケか。」

とは言いたくありません。

 

bell内容ががあっちへ飛びairplaneこっちへ飛びrvcardashdashdashで申し訳ありませんでした。最後まで読んでくださってありがとうございましたhappy01heart02

 

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コメント

自分のそんな気持ちがあって酪農をしながら地区の水田・畑の耕作を支えようと思い就農した1人です。今の所耕作放棄という状態はありませんが
今後、増えてくることは間違いないかとも思いますね! 今は堆肥の処理も兼ねて化学肥料で地力の落ちた水田、畑に堆肥・有機肥料を散布するように進めていますよcoldsweats01
自給率の向上と農地を守る事は将来の食、命を守る事に繋がりますからね!!

投稿: インサイド | 2008年3月30日 (日) 23時54分

ども!Tainです。
 
>インサイドさん
私のところも「耕作放棄地」はありませんが酪農家taurusの離農は多くて、、、地域によっては残った酪農家がやっと保有して管理しているという感じですsweat01今後は増えそうなのはこっちも同じですね。
 
化学肥料で草はぐんupと伸びますがやっぱり土地そのものの「地力clover」が大事ですからね~。とってもいいことだと思いますhappy01
 
>自給率の向上と農地を守る事は将来の食、命を守る事に繋がりますからね!!

がんばりまっしょいsign03
 
 

投稿: Tain | 2008年3月31日 (月) 23時10分

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